星空を見上げ涙する
愛を失って涙する
老いた体に鞭を打つ
杖も持てないこの体
心にも杖があればと星に願い祈りを捧げる
老いた身体も灯火はもう消えようとしていた
悲しみに暮れた杖を突いた老人は今をも戦う
今日も杖を突いた老人はその杖で闇を切り裂く
鈍い黒光りする相棒
力は残っていない
老いた身体と旅する
吐息と命が襲う日々
夢は叶っていた夢を魂をかけ追い続けいた
僅かな時間はもう燃え尽きそうになっていた
古傷だらけの杖だけを持って老人は今も戦う
又明日も杖を突いた老人はその杖で立ち彷徨う
(作者より)
人生に走り続けた老人のポエムを書いてみました。一生懸命に生きたのに裏切りや全く想定外の災難に合い、行き場を探す気の強い老人です。曲がったことを極端に嫌い、時には涙を流しながら夜空を見上げる寂しい老人ですが、信念を貫き一本の杖だけで弱い力だけで・・残された僅かな時間に苦悩し葛藤の中たくましく生き続けた・・・
若い人は想像外の世界かもしれませんが人間は必ず歳を取ります。昔は人生50年とも言われていました。(織田信長)現代は医学が発達して、それなりに寿命は長くなっていっていると思いますが、健康や若さがあれば生きているのもいいかもしれません。愛する家族が居て幸せならば・・・ですが。
たった一人で生きている甲斐はありますか?一人ぼっちで年老いたいですか?